🕒 2013/01/23
🔄 2023/04/22
エクセルから、入力したとおりに表示してくれない嫌がらせを受けたら
Category:
excel
エクセルってのは、オフィスの中でもかなり優秀なソフトだと思うのですが、初心者を挫折させる要素が盛りだくさんなところが残念です。その挫折要素のひとつに、「入力したとおりに表示してくれない嫌がらせw」というのがあります。
どういうときに嫌がらせが発動されるか?
この「入力したとおりに表示してくれない嫌がらせ」には、いろんなバリエーションがあります。
例えば、住所の何丁目何番地を書こうとして1-1と入力すると「1月1日」と表示されてしまいます。通し番号を書こうとして001と入力すると、「1」になってしまいます。見出しを書こうとして1.と入力しても、ピリオドが消えてしまいます。
また、@docomo.ne.jpなんて書こうもんなら、「その関数は正しくありません」なんていうエラーが出ちゃいます。関数なんて書いてませんけど!!!
と、まぁ、いろんなバリエーションの嫌がらせがあります。しかし、いくつか解決策はあります。
解決策その1:アポストロフィーを使う
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解決策その2:セルの書式で「文字列」を選択する

複数のセルに対して一度に設定したい場合には、こちらのほうが簡単だと思います。また、セルの値にアポストロフィーが入らないのも、きれいでいいかと思います。
解決策その3:ユーザー定義の書式を使用する
最後は、「001」といった通し番号など、使える場面が限定されますが、上の2つの方法よりもきれいな方法ですので紹介しておきます。
おまけ:エクセルでのアットマークやアポストロフィーのあつかい
ところで、エクセルでアットマークを入れようとすると、なぜ「その関数は正しくありません」なんてエラーが出るのでしょうか。実はこれはかつてのライバルソフト、Lotus 1-2-3との互換性の問題なのです。 Lotus 1-2-3では、関数を入力する前に、「@」を入力するルールがあります。Lotus 1-2-3からエクセルに流れてきたユーザーが、同じ操作をした時に戸惑わないように、エクセルで「@」を入力した時にも関数と認識するようにしたのです。 なので、「@docomo~」などと入力すると、関数だと認識され、「docomo~」なんていう関数はないということで、エラーが出てしまうのです。 この「@」のことをLotus 1-2-3では接頭辞と呼んでいました。実はアポストロフィーもLotus 1-2-3の接頭辞です。アポストロフィーは、「左寄せの文字列」の意味です。エクセルがこのアポストロフィーにも同じように対応するようにしたため、文字列入力ができるのですね。- 前の記事:
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